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理事長就任の挨拶 
  理事長 町 田 和 彦 

 去る5月31日の第21回総会におきまして、 理事長に就任いたしました。 発足から20年を経過し、 地域社会に信頼される組織となった本会のこれからを考えると、 責任の重大さを日々感じている所でございます。 会の運営にあたり、 皆様のご支援・ご協力をよろしくお願い申し上げます。
 さて、 理事長就任にあたり、 発足時から現在までを少し思い起こしてみたいと思います。 まず、 発足にあたって発起人の方々がいかに秩父のこと、 環境のことを考えていたかということです。 本会の会則 (定款) には、 基本理念が3つあります。 それぞれ、 柱の最後は 「行動します」 と結ばれています。 奉仕の精神に立って自然環境に興味関心を持ち、 ともに学び続け、 課題解決に向け関係諸機関や人々に提案・行動することを目指して活動することを謳っています。 現在まで、 そのとおりの活動を行ってきていると思います。 次代を担う子どもたちの育成にも力を入れ、 出前講座なども大きな柱となっています。 20年間、 「Think Globally, Act Locally」 を意識しながら常に秩父に根ざし、 発信を行ってきたのが本会です。 20年の間にNPO法人化し、 理事会をはじめとした会の運営は役員の皆様の努力で、 きちんと整備されてきております。 今後とも、 民主的な運営に心がけていきたいと思っております。
 ここでいくつか、 本会の現状と課題をあげておきたいと思います。
1 会員数の拡大
 発足当時、 300名近くの会員がおりましたが、 20年で100名程に減少してしまいました。 行動力ある、 新会員の加入を求めたいと思います。 自然環境に恵まれた秩父であり、 あらためて秩父の良さを考えることが少ないのかと思いますが、 子どもたちを育てるためにも、 大人が意識して秩父を学ぶ必要があると思います。 萩原前理事長も会報で呼びかけておりましたが、 会員一人一人の口コミで、 ぜひ会員の拡大に取り組んでいただけたらと思います。
2 調査研究と財政基盤の充実
 本会の運営は、 会費や様々な助成金・補助金で行われています。 会報の発行を始め、 日常的な活動は会費を基本として支出していますが、 調査活動や成果物の出版などは会費では賄うことができません。 本会は発足当初から専門家にお願いし、 アドバイザースタッフとして学術的な支援をうけ、 奥秩父の遺伝子保存林や酸性雨の調査研究、 老樹名木・湧水・稀少動植物等々の調査研究を行ってきました。 本会の大きな柱の一つは、 秩父の自然を対象に行う調査研究活動です。 その成果は、 出版や学校への出前講座などの啓蒙活動にも生かされています。 学び続ける会員の活力源でもあると思います。 常に新たな調査研究課題を探し、 秩父地域の自然環境に取り組んでいただきたいと思います。
 そのための活動資金は、 助成金頼りで助成団体探しを行う必要がありますが、 協力して探してみるのも一つの楽しみではないでしょうか。 経済状況が厳しく、 助成金額も年々先細りの感がありますが、 こつこつと活動に見合うだけの助成を受けると考え、 行動していきましょう。 また、 自主財源の開発にも取り組んでいきたいと思います。
3 参加できる研修会
 本会は、 学び続ける意欲ある会員の集まりだと考えています。 調査研究では多くの成果を上げましたが、 会員一人一人にまでその成果が浸透していたかと問われるといささか心配です。 自分も含めて意欲の減退も気がかりです。 あらためて20周年記念誌をめくり、 かつての会の活動を思い起こすとともに、 新たな意欲を奮い立たせてほしいと思います。 会員の皆様の積極的な参加と、 企画提案を求めます。
 理事長の就任にあたり、 歴代理事長と同じく、 本会の基本理念に立ち、 会員の皆様とともに地道に活動を続けていく所存でございますので、 どうぞよろしくお願いいたします。